M邸
宮田邸は旧長崎街道沿いという立地で、うなぎの寝床状態の土地でしたので、京都などで用いられる中庭を設け、通風と採光を考慮し、建物をコの字にして佐賀のくど造りも取り入れました。
外観は洋風になっていますが、外壁材の使用の仕方と西側に長いポーチを設け、町屋の雰囲気を取り入れています。
ファミリースペースとプライベートスペースの程よい関係を目指し、内部中央にデッキを設け、日本人本来の生活様式で内外を一体化出来るように考えています。
内部の仕上げには臭い、ガス、湿気を吸収してくれる材料を使用し、健康と環境にも配慮しながら梁等はそのまま仕上げとして見せ、天井は3メートル程もあります。
設計・監理 ART設計室